学術研究とは

学術研究には,

  1. 新規性:既存研究より新しい点
  2. 有用性:(既存研究より)優れている点
  3. 再現性:他の研究グループでも研究成果を再現できること

を満たすことが必要です.1 と 2 を併せて「学術的貢献」と表現することもあります.学術的貢献とは,超ざっくりというと,その研究オリジナルの工夫があるかどうかです.例えば,下記のようなものが該当します.

どのようにして学術的貢献を満たす研究に取り組むのかは,自身の興味,スキル,研究の成熟度などによって決まります.例えば,新しい分野を開拓する場合はタスク提案 + データセット構築が学術的貢献になり,既に多数の研究者によって取り組まれたタスクに新しい要素を考慮して高性能化する場合は既存手法の改善が学術的貢献となります.

また,言うまでもなく,実験結果の改ざんなどの不正行為は,本人にペナルティがあるだけではなく,大学全体にも大きな悪影響を及ぼすため,絶対に行わないでください

研究の進め方

下記の 3 つを組み合わせて研究を進めてください.

  1. 定点観測:‣ における進捗確認・研究発表
  2. 簡単な相談:Slack で連絡
    1. 研究内容については該当チャンネルを使う
    2. 技術的なことは全体向けチャンネルを使う
  3. 深い議論:個別ミーティング

特に 2 については遠慮なく行ってください.目安として,自分で 5 分考えても分からないことがあれば Slack で質問してください.誰かが知っていることは既知のこと,誰も知らないことにこそ新規性があるかもしれません.

また,研究を進めるうえで基礎的な知識・技術については 小町研・欅研合同勉強会 を受講することで学びます.より発展的な内容については各自で学ぶ必要があります.また,勉強したい本があれば購入しますので教員までご連絡ください.

研究の大まかな流れ

研究は想定外の連続なので思い通りに進まないことも多々ありますが,大枠としては下記の流れで研究を進めていただきます.